地震によるねじれ現象の防止に威力を発揮する弊社独自開発の高耐力フレームと、鉄骨柱をバランス良く組み合わせて配置することで、建築基準法で要求される1.5倍の構造強度を実現。風や地震などによる揺れなど、急激にかかる大きな力をしなやかに受け止める安全な構造体です。


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- 小屋パネル
- パネル化されているため、現場での施工性に優れています。
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- 梁
- 各階ごとに用いる梁サイズを統一し、少品種・同部材とすることでシンプルな構造体を実現。コストダウンを図りました。
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- 高耐力フレーム
- 独自開発の高耐力フレームが地震などによる大きな力に対応しています。
「シェルルシリーズ」は住宅性能表示の「構造の安定」における「最高等級3」の強靱な耐震構造が特長。建築基準法が規定する1.5倍の耐震強度を有し、災害時に避難場所となる公共施設(学校・警察など)のランク「等級2」を上回ります。
等級3 | ![]() 災害時に救護活動の拠点となる建物 |
極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震の1.5倍の力に対して倒壊、崩壊などしない程度 |
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等級2 | ![]() 災害時に避難場所に指定されている公共施設(例)学校など |
極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震の1.25倍の力に対して倒壊、崩壊などしない程度 |
等級1 | ![]() 従来の一般的なマンション |
極めて稀に(数百年に一度程度)発生する地震に対して倒壊、崩壊などしない程度 |
- 「シェルルシリーズ」の外壁には、ALCパネルを採用しております。ALCパネルは、比重0.6で水に浮く程、軽い建材です。建物を軽量化することで、地震時の建物への負担を軽減します。
- 「カチオン電着塗装」を施した鉄骨部材は、自社工場のフルオートメーション化によって生産され、国土交通省の大臣認定にて「耐用年数65年」の評価を取得しています。さらに自動溶接ロボットを導入し、施工品質の向上と生産体制の効率化に努めています。
弊社が独自に開発したアウトウォール工法は、「建物及び建物の設計の方法」において特許を取得しています。建物のまわりにバランス良く耐力壁を配置して、室内空間に耐力壁をなくすことにより、梁型や柱型のないすっきりとした住空間を実現。間取りに自由性と可変性を持たせることを可能とし、入居者様のライフスタイルの変化に合わせて間取り変更などの大規模なリフォームにも対応します。

積載重量の重い大型トラックは、ダブルタイヤ(2本のタイヤ)で積み荷の重さをバランス良く支えています。 この原理を応用して、建物の外側に2重に「高耐力フレーム」を設置しています。


弊社独自のアウトウォール工法の設計手法は、特許を取得しています。また、建物は建築基準法に基づく型式適合認定を取得、鉄骨のカチオン電着塗装は国土交通省の大臣認定を取得しています。
アウトウォール工法
特許証
制震フレーム
特許証
鉄骨地中梁基礎工法
特許証
実用新案登録証
型式適合認定書
特別評価方法大臣認定書(耐震等級3、耐風等級2)
特別評価方法認定書
(カチオン電着塗装)
国土交通省大臣認定書(界壁の準耐火性能)
国土交通省大臣認定書
(界壁の遮音性能)
優れた耐震性(耐震等級3)を誇る、弊社独自の構造体にさらなる安心を求め“制震”の技術を取り入れました。建物全体の揺れを抑えることで、家具などの転倒を防止。「壊れない家」から「揺れない家」へ大きな進化を遂げました。

- 制震フレーム
- 自社開発した独自技術である制震フレームが地震の揺れを吸収します。
- 高耐力フレーム
- 独自開発の高耐力フレームが、地震などによる大きな力に対応しています。
弊社が独自に開発した高耐力フレームと制震フレームをバランス良く配置。地震による揺れを粘弾性ダンパーが吸収することで揺れを軽減し、家具などの転倒を防止します。
- 高耐震のみの建物
- 固定していない重い家具が移動、転倒する。戸が外れて飛ぶことがある。
- 制震+高耐震の建物
- つり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立てるが重い家具などは、ほとんど倒れない。
揺れない秘密は、自社開発の粘弾性ダンパーにあります。地震による揺れを粘弾性ダンパーが 吸収することで揺れを軽減し、柱・梁の損傷を防ぎます。
粘弾性ダンパーの基本構造

- 粘弾性ダンパーとは
- 粘弾性ダンパーは地震のエネルギーを吸収する高分子ゴム(粘弾性体)を鋼板で挟み込み、地震エネルギーの吸収効率を向上させるものです。
- 粘弾性体とは
- 速度をゼロに保つ性質の粘性体と変形を元に戻す性質の弾性体それぞれの性質を合わせ持つ材料です。
取得認定書
- 制震フレーム構造評定書
- 制震フレームとして、揺れを吸収する制震性能について認定を受けています。
(財)日本建築センター
(2006年10月)
- 型式適合認定書
- 同一の形式で量産される「建物の構造・防火・設備など」について、一定の建築基準法に適合しており、確認審査の期間短縮が見込まれ、早期着工につながります。
(財)日本建築センター
(2007年1月)
- 早稲田大学理工学部建築学科の曽田研究室にて制震フレームの実験を行ないました。
この実験は、試験装置に制震フレームをセットして下部を固定。上部にあるアクチュエータを動かして様々な地震波による揺れを機械的に再現し、制震フレームがその揺れの影響をどのように受けるかを見るものです。
震度7相当の揺れを再現し制震フレームに作用させ、性能を確認しました。
50%震動低減
- 加速度応答値(揺れの大きさ)が、実験によるデータ解析により、50%以上低減されることが確認されました。
- ※エルセントロNS波300galに対する加速度応答比較
(早稲田大学の実験によるデータ)
地震時の制震フレームの動き
- 地震による揺れを、建物の骨組内に取り付けられた減衰性能のある制震装置(ダンパー)が吸収することで揺れを軽減し、家具などの転倒を防止、柱・梁の損傷を防ぎます。また、フレームも揺れがおさまると元に戻り、取り替えの必要もありません。
ライフスタイルが多様化した現在の集合住宅では、生活騒音に対する配慮が求められるようになりました。
住宅の遮音性能の高さは、快適生活のために必要不可欠な条件とも言えます。シェルルシリーズは、自社工場生産ならではの高精度な部材により、優れた遮音性能を実現しました。
- 外壁(建物外側の壁)
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静かな住空間を実現するため、遮音性に優れたALC
(軽量気泡コンクリート) の外壁を採用しています。
コンクリート内の気泡に音が吸収され、高い防音効果を発揮します。また、中間空気層を利用した多層構造により、交通量の多い交差点並みの騒音を、夜間の住宅街程度までに抑えることができる、優れた性能を発揮します。
- 界壁(各住戸を区切る壁)
- 隣室からの音漏れを防ぐため、界壁には二重貼りの石膏ボードとグラスウールを採用しています。確かな遮音性能が、静かな住環境をつくり出すと共に、プライバシーも守ります。
- 界床(各階の間にある床部分)
- 130mm厚のコンクリート合成床板を採用することで、優れた遮音性を実現しています(住宅金融支援機構の基準に対応)。 特に、上階で発生する重量衝撃音に対して威力を発揮します。

高耐震技術を駆使した「シェルルシリーズ」で、新工法が誕生。
従来の基礎工事では、職人が1本1本結束した鉄筋を、型枠を使ってコンクリートで覆う「鉄筋コンクリート基礎工法」で行ないますが、この鉄筋を組む作業は工期が長く、また高度な技術が要求されるため、高い技術者の確保や、施工精度の均一化などへの対応が必要でした。
そこで、名古屋工業大学と協力し、独自開発されたのが「鉄骨地中梁基礎工法 (TC基礎工法)」です。
「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」の特長
「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」は、「鉄筋」の替わりに、コンクリートで皮膜した「鉄骨梁」を地中梁として使う工法のため、施工者の技量に左右されることなく、基礎工事の精度が高いことが最大の特長です。
「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」は、第三者評価機関による「建築技術に係る任意評価(日本ERI株式会社)」及び、特許を取得しています。

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建築物の構法等の性能について、建築基準法、品確法の基準、及びその他技術基準を用い、その分野の専門とする学識経験者によって審査・評価を行なうもので、本工法の性能が、第三者評価機関に認められたことを証明したものです。
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東建グループ独自開発の『鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)』は、高耐震鉄骨造アパートの鋼管杭の上に鉄骨梁を設置し、コンクリートで固める工法です。
従来の基礎工法と比べて、工期短縮、コスト削減に威力を発揮します。鉄骨地中梁、鋼管杭にもNASLUCK(ナスラック)製品を採用。厳しい社内検査に合格した高品質な製品です。名古屋工業大学(共同開発)での実験風景
「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」の効果
「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」では、鉄筋や型枠を組む必要がないため工期が大幅に短縮された他、ナスラック株式会社で独自開発された鋼管杭「ニューバースパイル」と「鉄骨地中梁」を連結することにより、残土処理や施工時の養生期間も必要がなくなったため、工期短縮とコストダウンをWで実現。さらに、地盤の弱い土地への対応も可能となりました。
この「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」により、価格を抑えながら、品質と安全性を高めた賃貸マンション・賃貸アパートを、お施主様に短期で引き渡すことを実現します。
東建グループで独自開発された新技術「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」について、詳しくご紹介します。
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- 工期短縮
- 鉄筋・型枠工事の削減により、工期短縮が可能となりました。
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- コスト削減
- 鉄筋・型枠工事を大幅に削減することで、コスト削減を可能にしました。
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- 高品質
- 工場製作した鉄骨梁を地中梁に使用することで、高い品質を確保できます。

工期短縮とコストダウンを実現した鋼管杭(ニューバースパイル)
ナスラック株式会社で独自開発した鋼管杭(ニューバースパイル)について、ご紹介します。
鋼管杭(ニューバースパイル)の特長

ナスラック株式会社の鋼管杭(ニューバースパイル)は、木造2×4工法商品、高耐震鉄骨造商品(シェルルシリーズ)を対象に、ローコストな基礎補強が行なえます。鋼管杭(ニューバースパイル)は、施工時に残土が発生しないため残土処理の必要がなく、施工時の養生期間も不要なため工期短縮につながります。
- 1 環境に配慮
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施工機械はコンパクトで、低騒音・低振動、水質汚染の心配がなく、残土も発生致しません。
※一般的に柱状改良で使用される、セメント系固化材(六価クロム)を使用しないため、水質汚染や土壌汚染の心配がありません。
- 2 撤去が容易
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将来的に撤去を行なう際、柱状改良と比較し撤去が容易であり、安価に行なえます。
- 3 工期短縮
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養生期間が不要なため、杭工事後、すぐに基礎堀削の着手が可能となり、養生が必要な柱状改良と比較し、工期短縮が図れます。
- 4 ローコストな基礎補強
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ナスラック株式会社で材料の供給体制を一元管理することにより、コストダウンを実現し、ローコストな基礎補強をご提案しております。
※地盤の不同沈下に起因する建物の損害を保証致します。
鋼管杭(ニューバースパイル)の製造工程

鋼管杭(ニューバースパイル)の
フルオートメーションライン
ナスラックNK深谷工場では、より精密で高品質な鋼管杭の製造を行なうため、ロボットによるフルオートメーションの製造ラインを完備。
鋼材を投入します。

ロボットによる、精密で素早い溶接が行なわれます。

フルオートメーションにより短時間で多くの鋼管杭が完成します。
対象商品弊社の優れた耐震技術と優美な外観デザインを融合させた建築商品をご紹介します。
各種商品の詳細は下記よりご覧下さい。
「シェルルシリーズ」の鉄骨部材は自社工場生産により、最高レベルの高品質をお約束します。
工場溶接による高品質
3Dフルオートメーションラインに最新の溶接ロボットを導入、製品の品質向上と低コスト化を図っています。
溶接ロボットフルオートメーションライン
センサーによる寸法切断を行ないます。

ロボットが早く正確に溶接を行ないます。

陽イオン「カチオン」の力で耐食性に優れた塗装を行ないます。
対象商品弊社の優れた耐震技術と優美な外観デザインを融合させた建築商品をご紹介します。
各種商品の詳細は下記よりご覧下さい。
東建コーポレーションの建築商品「シェルルシリーズ」の建物性能についてご紹介。
シェルルシリーズは、耐震性と遮音性に優れる弊社のオリジナル商品です。独自に開発した高耐力フレームにより、耐震等級3(建築基準法で定められている構造強度の1.5倍)の強度を誇ります。耐震性に加え高い制震性もあり、震度6強の揺れを震度4程度にまで低減。さらに、大地震による被害軽減のために開発された弊社の新技術「鉄骨地中梁基礎工法(TC基礎工法)」を採用。高品質でありながらも、建築工事の工期短縮やコスト削減が可能です。入居者様はもちろん、建物のオーナー様にもメリットの多い工法となっています。また、シェルルシリーズは、遮音性も高いので、小さなお子様がいるご家庭でも安心。安全なだけでなく、静かで快適な暮らしを実現できる商品です。土地活用の方法として優れた建物性能を誇る、東建コーポレーションの「シェルルシリーズ」を考えてみてはいかがでしょうか?東建コーポレーションは、皆様の土地活用をサポート致します。